知立まつり

愛知県, 知立市

400年以上続くお祭り 見るお祭り 中部

祭りの概要

愛知県知立市で毎年5月2,3日に行われる知立まつりは、壮麗な山車が並ぶ、華やかで由緒正しい祭り。

初めて山車の奉納が行われたのは1653年といわれ、西暦の偶数年には「本祭り」が、西暦の奇数年には「間祭り」が隔年で開催される。本祭りには、高さ7m、重さ5tの山車が登場し、山車の上では日本の伝統芸能である人形芝居が披露される。2016年にはユネスコの無形文化遺産にも登録された。間祭りに登場するのは「花車」で、華やかな造花で飾られたシンプルな山車である。日本の伝統芸能と、昔ながらの街並み、由緒ある神社の趣を一緒に感じよう。

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Things to do

1.男たちの気迫!5tの山車を持ち上げる

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本祭りに登場する5基の山車は、高さは7m、重さは5tにもおよぶ。その迫力もさることながら、彫刻には金箔が施され、細やかな装飾がなされている。

知立神社へと奉納されるときが、山車を曳く男たちの最大の見せ場で、8名ほどの担ぎ手は、精神統一をしたのち、掛け声とともに山車を持ち上げる。そして、後輪を浮かせたまま約150mの参道を進んでいく。このときの男たちの気迫に、観客からは歓声が湧き上がる。

2.人形たちが生きているように動き出す

山車が境内に到着すると、人形を使った芝居が順に披露される。2種類ある人形芝居のうちのひとつが「人形浄瑠璃」で、この芝居は、物語の語り・三味線の音色・人形の組み合わせによって表現される。日本で古くから受け継がれてきた伝統芸で、1体の人形を操るのは3人の遣い手。役割分担により、人形の繊細でリアルな動きが可能となり、人形はまるで生きているよう。山車の上で披露されるのは知立まつりだけ。

3.次はどう動く?「からくり」の動きに注目

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本祭りの山車のうち1基だけが、糸で人形を操る「からくり」で芝居を披露する。からくりとは機械仕掛けのことで、人形の内部につながっている糸を、下から引くことで操作をする。古くから伝わる高い技術と熟練の操作をじっくり見物しよう。

4.花いっぱいの山車が並ぶ豪華な眺め

間祭りの奇数年は、鮮やかな花車が町に繰り出す。花車は、少し小さい山車で、上部についている大きな造花が華やかだ。5台の花車の造花はピンクや黄色、紫など目をひく。夕方には花車の提灯に光が灯され、幻想的な美しさを見ることができる。

Information (基本情報)

  • 開催日時 2019年5月2日(木)、3日(金) 
    毎年5月2日、3日開催
  • 開催場所 知立神社境内
  • 一般参加の可否 見学は誰でも可能。参加できるかどうかは各町内が決めるので不明。
  • 外国語対応の有無
  • Wi-Fiの有無 不明
  • トイレの有無 知立神社境内にあり
  • HP

    http://www.chiryu-kanko.com/

  • 問い合わせ先 知立市観光協会
    0566-83-1111

Rules & Manners(参加のルール&マナー)

山車の宮入り時など、狭い道路に多くの観客が集まるため、警備員により一時的に立入りを制限したり、一方通行にするなど規制があるので、警備員の指示に従う。

Access Map (アクセスと地図)

・愛知県知立市西町神田12

会場へのアクセス
最寄り駅: 知立駅、
路線名: 名鉄本線
知立駅から徒歩約10分

Tsunaki Koike
ライター
田舎育ちで、カラオケとマラソンと食べることが好き。

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