1300年以上の歴史を持つ阿禮神社。阿禮神社例大祭は、毎年七月の第二日曜日と前日の土曜日に行われる遷座祭。御旅宮(おかりのみや)(仮の宮)に祀られている祭神を神輿により本宮に迎える御頭(おと)行列が行われ、本宮に五色の紙のついた大榊を奉納するお祭りである。阿禮神社付近の七地区(上町(かみまち)・室町(むろまち)・中町(なかまち)・宮本町・堀の内・長畝(ながうね)・桟敷(さじき))からそれぞれ特徴のある舞台(山車のことをこの祭りでは舞台と呼ぶ)が出て、豪快に祭りを盛り上げる。土曜日は昼から夜中まで舞台が曳き廻され、日曜の夜の全ての舞台が勢揃いする時が一番のクライマックスとなる。
7町内それぞれの舞台(山車)は、皆それぞれ個性のあるものである。細かな彫刻の違い等、じっくり見比べてみよう。大きな舞台の上には町の若い男性が乗って、「おんべ」と呼ばれるさいはらい(大きなはたき)を勢い良く振り回して町中を曳き廻す。町のいろいろなところで行われる、「落合い」という舞台を向かい合わせてのお囃子の奉納も見逃せない。
土曜日の宵祭りは正午以降夜中まで、7地区の舞台が各地区を曳き廻されている。日曜日の本祭りは午後4時頃からで、舞台が各地区を出発し、8時半から順番に神社に入って行く。夜11時の万歳三唱までがこのお祭りの最高潮で、地域の人、見物人も含めた一体感を感じられるだろう。
本宮から神様が祀られている上町の御旅宮へご神体をお迎えに行き、神輿に乗せて本宮に戻る御頭(おと)行列。巫女さんや馬に乗った神主さんなどの行列には、厳かな雰囲気が感じられる。日曜午後2時から。
山車の2階や屋根には上れない。子どもは1階部分には乗ることができる。
山車が曲がる時は、危険なので、近づかない。
お宮に入る時は危険な為、山車には近づかない方がいい。
塩尻市へのアクセス
[最寄り駅]
JR中央本線塩尻駅
JR中央本線みどり湖駅
阿禮神社
阿禮神社 七地区(上町、室町、中町、宮本、堀之内、長畝、桟敷)
住所:長野県塩尻市塩尻町433番地
電車:JR塩尻駅(阿禮神社まで約2.5km。徒歩35分)
JRみどり湖駅(阿禮神社まで約1.7km。徒歩25分)
バス:地域振興バス、アルピコバス「宮本町」
(阿禮神社まで徒歩2分。1日4本。日曜日運休)