犬山祭は、300年以上前から続く「からくり」を針綱神社に奉納する祭り。犬山祭における「からくり」は、複雑な糸の仕掛けを人間が操り、人形を動かして華やかな舞いやお芝居を披露するものだ。車山には全てからくり人形が備えられていて、高さ8mにも及ぶ巨大な車山が13輌も連なり満開の桜の中を行く姿はとても美しい。
夜になると車山は365個の提灯をいっせいに灯して巡行する。昼間の姿から一変、無数の提灯に覆われた車山が連なる様は煌びやかで豪華絢爛だ。この犬山祭の屋台行事は、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
車山には「からくり人形」と呼ばれる手動で操作する日本の伝統的な人形が乗っている。
内部に乗り込んだ操作者が、笛や太鼓の演奏に合わせて巧みにからくり人形を動かし、見事な舞いを見せてくれる。クライマックスでは、見物客から思わず歓声が上がるほど、人形の動きに惹き込まれてしまう。
重さ5トン超の車山を、男達が豪快に持ち上げて方向転換することを「どんでん」と言う。軋む車山、揺れる提灯、飛び交う声は迫力満点で見逃せない!
車山の走行に気を付けよう
犬山市へのアクセス
[最寄り駅]
名鉄 犬山線 犬山駅
会場
犬山城周辺一帯
住所:犬山市大字犬山字北古券
名鉄「犬山駅」西口よりメイン会場の犬山城前広場まで徒歩約20分。