【ユネスコ無形文化遺産】八戸三社大祭はおよそ290年の歴史と伝統を誇り、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。毎年7月31日から8月4日までの5日間、27台もの豪華絢爛な山車が市内を練り歩く。祭りの起源は1721年、豊作祈願と報恩のために、おがみ神社から長者山虚空蔵堂(ちょうじゃさんこくうぞうどう)(現在の長者山新羅神社(ちょうじゃさんしんらじんじゃ))まで神輿を出したのが始まりだ。現在では、神明宮(しんめいぐう)を加えた三つの神社の祭礼として、27台の山車行列のほか、古式ゆかしい神輿行列や虎舞、神楽などが観客の目を楽しませてくれる。その豪華絢爛、華麗な山車の人気から“日本一の山車祭り”とうたわれ、広く知られている。
最大高さ10m、幅8mもの豪華絢爛な27台の山車が、市内を練り歩く!山車はすべて、神話や伝説や歌舞伎等を題材にした各山車組スタッフの手作り。人形が上下したり、煙が噴射したりと様々な仕掛けによって山車が変化し、沿道は大きな歓声で包まれる。
8月1日には「お通り」といっておよそ3kmにも及ぶ行列が約2時間半かけて、おがみ神社から長者山新羅神社へと向かう。3日にはルートを変えまた練り歩く「お還り」があり、祭りはクライマックスを迎える。神輿が中心の古式ゆかしく厳かな神社行列と、各神社の氏子町内から出される踊り屋台の豪華絢爛で工夫に満ち溢れた山車行列の対比が見事だ。
指定された山車の中から、好きな山車を選んで引き子として行列に参加できる。八戸観光コンベンション協会に問い合わせて参加してみよう。(TEL:0178-41-1661、参加料有料)
ゴミのポイ捨てはしない、列があれば順番に並ぶ等、日本で過ごすマナーと同じようにする。
八戸市へのアクセス
[最寄り駅]
JR 八戸線本八戸駅
会場
八戸市中心街