約1000年前に創建したとされる、津軽地方(青森県南部)の農業の神様として有名な猿賀神社。十五夜大祭は、そこで毎年旧暦(日本の古い暦)の8月14日〜16日に開催される、県内で最大級の祭りだ。
十五夜と呼ばれる旧暦の8月15日には、日本全国で、月を眺めて楽しむ季節のお祭りが行われる。こちらでも祭りの2日目にあたる「十五夜」には「観月祭」が厳かな雰囲気の中行われる。
その他、神輿や、「津軽神楽」という舞の奉納、獅子踊大会、登山囃子(昔登山の際に唄われ演奏された)奉納などさまざまな伝統行事が3日間に渡って続く。
毎年初日の午前中に開催される獅子踊り大会。獅子の頭をつけて、鮮やかな衣装を纏い、ダイナミックに舞い踊る!津軽の全域から獅子踊りの団体が集まり順位を競い合うため、他では見られない迫力と、熱気に溢れている。
背中にたてがみのように真っ黒な鳥の羽をつける独特な獅子頭や、鈍重な熊獅子と激しい鹿獅子の競演など、様々な獅子踊りを思う存分楽しもう。
祭内で開催される行事は多くが神事となっているため、静かに見学すること。
平川市へのアクセス
[最寄り駅]
弘南鉄道弘南線 津軽尾上駅
会場
猿賀神社
住所 青森県平川市猿賀石林175
JR弘前駅から弘南鉄道弘南線で20分、津軽尾上駅で下車、駅から徒歩15分
[最寄りバス停]
弘南バス尾上線 猿賀神社前 バス停