ねぶた祭りは日本の中でも、トップクラスの大きな祭りだ。「ねぶた」といわれる巨大な人形灯籠が街を練り歩く祭りで、歌舞伎の名場面や歴史物語、神話などを題材に毎年新たに制作され、その大きさは幅9m、奥行き7m、高さ5mにもおよぶ。その幽玄な姿は光のアート作品とも言えるだろう。運行には「扇子持(せんすもち)」といわれる笛と扇子で曳き手に合図を送りねぶたをイキイキと躍動的に魅せる人や、4t近いねぶたを扇子持の合図で動かす「曳(ひ)き手」のほか、太鼓・笛・手振り鉦からなる「囃子方(はやしかた)」、お囃子に合わせて「ラッセ、ラッセ」の掛け声で跳ね踊る「跳人(ハネト)」が参加する。美しい「ねぶた」と人々が一体となって盛り上がる、青森の夏の夜の風物詩だ。
練り歩く「ねぶた」の前には跳人(はねと)と呼ばれる踊り手がいる。観るだけではなく、跳人として参加も可能だ。声を上げて踊り練り歩こう!登録等も不要の自由参加だが、跳人の衣装をレンタルや購入してねぶたの正装で参加するのがルール。また、跳人が衣装に着けている鈴を拾うと幸福が訪れるといわれている 。
ねぶたや囃子、運行、跳人などを審査し「ねぶた大賞」など各賞が決められる。制作されたねぶたの造形の美しさを主体に、運行・跳人のまとまりや躍動性、囃子のリズムなどを考慮し総合的に最も優れている団体に与えられる賞。6日に賞が発表され、授賞したねぶたがお披露目運行となる。
ねぶた祭りのお土産は、バラエティ豊か。Tシャツや手ぬぐいと言ったスタンダードなものでもお洒落なものがたくさんある。勇壮なねぶたのデザインはいろいろなものに汎用でき、ねぶたフェイスパックやねぶたブリーフ、マイクロファイバータオルなどなどたくさんあるので探してお土産にしよう!
(英語、韓国語、簡体字、繁体字 対応)
観覧する場合、運行の妨げになるので、運行コースには入らない。
観光客も跳人として参加可能。市内のデパート等でレンタル(4000円位)または購入(1万円位)できる跳人衣装(正装)を着て、運行スタート30分前までに運行コースに待機しているねぶた団体の跳人の列に参加して。
[最寄り駅]
JR奥羽本線・津軽線・津軽海峡線、青い森鉄道線青森駅
会場までのアクセス
青森駅から徒歩5〜30分