【ユネスコ無形文化遺産】江戸時代の風情が残る町、佐原の一大イベントである「佐原の大祭」。300年以上の歴史を持つこの祭りには夏祭りと秋祭りの2つの祭りがある。秋に行われる「諏訪神社秋祭り」と、夏に行われる「八坂神社祇園祭」で、2つの祭りの総称が「佐原の大祭」だ。夏と秋で合わせて24台もの山車が曳き廻されることから、関東三大山車祭りと称され、「諏訪神社秋祭り」では全14台の山車が曳き廻される。またお囃子は日本三大囃子のひとつである美しいメロディーを持つ「佐原囃子」だ。
江戸時代から、利根川沿いで水運の町として栄えた佐原。江戸の様々な文化を取り入れ「江戸優り」と称された独自の文化がはぐくまれた地で、その集大成として開花したのが「佐原の大祭」だ。300年にわたり培われてきた祭りに息づく「粋(日本独自の美意識)」な精神をここで体感してみよう。
「諏訪神社秋祭り」では全14台の山車が曳き廻される。山車の上には神話や歴史上の人物を模して作られた、身の丈4mもの大きな人形が載っている。また山車に施された精巧な彫刻は古い物語を題材にしたものや、獅子、龍、鷹などの鳥獣が名工と呼ばれる彫刻師によって施されており、その迫力や精密さもぜひ見て欲しい。
佐原の大祭で演奏されるお囃子「佐原囃子」。山車に乗り込んで演奏されるお囃子で、独特の情緒的なメロディーを持つお囃子は、日本三大囃子の一つとして、約300年前から継承されている。
曲目は40以上あり、山車の動きや雰囲気にあわせて演奏され、祭りを盛り上げる。
夜になると各山車の提灯には灯りがともり、幻想的な雰囲気が漂い始める。小野川沿いをゆっくりと動いて行く山車の提灯の灯りが小野川の川面に揺れ、聞こえてくるお囃子の音と相まって秋の気配も感じられる。
http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/matsuri/index.html
日本語
英、繁体、タイ、韓対応
山車の巡行を妨げる行為は禁止
佐原地区へのアクセス
[最寄り駅]
JR成田線佐原駅 JR鹿島線
会場
住所:千葉県香取市佐原
千葉県香取市佐原町内 新宿区
車については、交通規制がかかるため、山車巡行地域には進入禁止
駐車場は、利根川河川敷に臨時無料駐車場を設置し、お祭りエリアまでシャトル舟を運行(有料)