瀬戸内海に浮かぶ大三島にある大山祇神社は、全国に一万社あまりの分社を持つ神社の総本社で、「日本総鎮守」の称号を持つ。古くから戦いが多く勃発した海域であったため、その海域の中心に位置する神社として、歴代の朝廷や武将から尊崇された。
「大山祇神社例大祭」は、年に一回行われる最も重要な祭典。現在の日程は、旧暦4月22~23日であり、大山祇神社がこの地に遷座された日を起源としており、以来ずっとこの日程で開催されている。28日の午前9時から神事が執り行われ、正装した神職や氏子らが拝殿に向かって行列する。また、神社から宮浦港までの間に多くの露店が建ち並び、地元の人びとや観光客らで賑わいをみせる。
この祭りは「三島の大市」とも呼ばれ、神社の境内から宮浦港までの間に多くの露店が出て、人びとで賑わう。風光明媚な島で様々な露店のグルメを楽しみ、地元の人びととの交流を楽しんでほしい。
2. 国の天然記念物である楠群の神聖な空気に包まれて
大山祇神社を包み込む豊かな緑は、「大山祇神社のクスノキ群」として国の天然記念物に指定されている。神聖な空気を感じてほしい。拝殿前にある「小千命御手植えの楠」は、樹齢2600年といわれる、高さ16メートル、幹回り11メートルという巨大な楠で、息を止めて3周回ると願い事が叶うという言い伝えがあるという。
祭典の行列の前を横切ったり妨げないこと。
今治市大三島町へのアクセス
[最寄り駅]
JR今治駅(予讃線)
JR福山駅(山陽本線)
会場
大山祇神社
住所:愛媛県今治市大三島町宮浦3327
<高速バス>
・JR今治駅より、高速バス「しまなみライナー(今治-大三島線)」に乗車。「大山祇神社前」下車、徒歩1分。
・JR福山駅より、高速バス「しまなみライナー(福山-今治線)」に乗車。「大三島BS」で乗り換え、「大山祇神社前」下車、徒歩1分。