【ユネスコ無形文化遺産】岐阜県の北部、飛騨地方にある高山市は飛騨高山と呼ばれる。毎年10月9日と10日に行われる秋の高山祭は、16世紀後半から17世紀、戦国時代頃が起源とされている。
秋の高山祭「八幡祭」は旧高山城下町の北半分の氏神様(うじがみさま)(その土地に住む人々を護ってくれる神様)である櫻山八幡宮(さくらやまはちまんぐう)の例祭。
金色の鳳凰を模した飾りや豪華な彫刻、刺繍などで装飾された屋台は、国の重要有形民俗文化財にもなっている。壮観な11台の屋台が曳き揃えられ、屋台曳き廻しも行われる様子は必見。
からくり奉納や宵祭などの伝統行事もあり、日本三大美祭のひとつと称されるほど華やかな祭りだ。
秋の高山祭を彩る11台の屋台が勢揃いする「屋台曳き揃え」
大きな屋台が並んでいるだけでも迫力があるが、ここでは屋台彫刻や刺繍などで飾られた豪華な屋台を細部までじっくりと見られる。大勢の人が屋台を囲み、感嘆の声を上げるほどだ。勇壮な屋台をじっくり見てみよう!ただし、屋台に触れる事は禁止されているので注意しよう。
1日2回行われる、布袋台(ほていたい)のからくり奉納は必見。お囃子が流れるなか、唐子(からこ)人形(中国風の服装・髪型をした人形)が綾(あや)と呼ばれる宙にぶら下がった横棒を渡って、七福神の一人である布袋(ほてい)の人形に飛び移る離れ業はみどころだ。愛嬌のある人形の繊細さと、曲芸の用な動きを体感しよう!混雑状況によって、からくり奉納開始前に神社境内への進入を制限する可能性があるので、見に行く場合は少し早めに移動しよう!
9日の夜にのみ行われる、秋の夜を情趣豊かに彩る宵祭。昼間は日の光に照らされていた屋台が、それぞれ約100個もの提灯を灯して町を巡行する。暗い夜の町と灯火が織りなす情景は、実に風情を感じる趣である。昼間とは少し変わった美しさを体感しよう!
屋台は貴重な文化財なので、絶対に触らない。
混雑状況によって、からくり奉納開始前に神社境内への進入を制限する可能性あり。
側溝には蓋がない場所があるので、足下に注意。
ドローンの使用禁止。
雨天中止の場合あり。
高山市へのアクセス
[最寄り駅]
JR高山本線高山駅
会場(明確にあれば)
住所:岐阜県高山市桜町178 櫻山八幡宮周辺
高山駅から徒歩20分