平安中期(900年頃)の陰陽師、安倍晴明(920-1005)。陰陽師とは、星を読み、占いをする天文学者だ。彼は陰陽道における数多くのまじない、術、儀式を駆使し、都を災厄から守護していたとされ、現代でもその伝説から小説や映画、ゲームのキャラクターなどになっており、未だ多くの熱烈なファンを持つ人物だ。
そんな安倍晴明を祀る晴明神社では「晴明祭」が、毎年秋分の日(昼と夜の長さがほぼ同じとなる日。日本の祝日。)とその前夜に行われる。秋分の日前夜午後7時からは「宵宮祭」があり、迎え提灯の練り歩きや湯立神楽が奉納される。また「例祭」は秋分の日午前10時から行われる、晴明神社において最も重要な祭儀だ。氏子たちが多数参列し、献茶や献花等が行われ、境内には露店が立ちならび、たいへん賑わいを見せる。午後には「神幸祭」も行われ神輿渡御や稚児行列も行われる。
秋分の日13 時からの「神幸祭」では神輿の渡御が行われる。神輿の担ぎ手の威勢のいい掛け声が祭りを盛り上げ、また祭列では、勇壮な少年鼓笛隊が先頭となり、かわいい巫女や美しい装いの稚児たちが西陣地区を練り歩く。京都の町の風情とともに楽しもう。
「湯立神楽」は秋分の日前夜の19時から始まる。湯立神楽は無病息災、願望成就を祈る行事だ。本殿前で釡に湯を沸かし、神楽の後、襷掛けの巫女が釡を清め、笹の束を持ち笹の葉で釡の湯を勢いよく散らす。湯の滴がかかっても驚かないで。
神楽を見るのは無料だが、一人1000円の初穂料を払うと神楽のお祓いを受ける事ができ、晴明饅頭のお下がりもいただける。希望者は、当日社務所まで。
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特になし
京都市へのアクセス
[最寄り駅]
JR・近鉄線 京都駅
会場
晴明神社
住所:京都市上京区晴明町806
[最寄り駅]
今出川駅
路線名:京都市営地下鉄 烏丸線 (国際会館方面)
徒歩約12分
「烏丸今出川」の交差点を西へ進み、「堀川今出川」の交差点を南に進むと
すぐ。
[最寄りバス停]
○一条戻橋・晴明神社前
京都市バス 9番(JR京都駅より)
12番(阪急烏丸駅、地下鉄四条駅より)
○堀川今出川
京都市バス 12番(京阪三条駅より)
59番(京阪三条駅より)
最寄りバス停から、徒歩約2分