400年程前、天下統一をした豊臣秀吉が、将兵の士気を高めるために、軍船の綱を用いて引かせたことから始まった伝統的な祭り。
例年、6月の第1土曜日が子供綱(づな)、日曜日が大人綱(づな)で、2日間にわたって行なわれる。
町民を岡組と浜組に二分し、老若男女が直径15センチ、長さ200メートルの大綱を、ドラと火矢の合図で引き合い、岡組が勝った年は豊作、浜組が勝った年は大漁と伝えられている。3本勝負で2本先取した方が勝ちとなる。
綱引きが行なわれる道路上のタイルの図柄は、岡組側が豊作、浜組側が大漁を表わしている。綱引きは一般観光客の飛び入りの参加も可能だ。
綱の中心部には「わら」を「かます」で巻いてロープで締め上げて作られた楕円形の形をした「ミト」がある。初日の早朝から町の人たちによって巨大なミトが作られる。ミトの争奪戦は、迫力があり綱引きの一番のみどころだ。
綱引きには若衆と呼ばれる引き手たちがいる。若衆は、自分達が住んでいる地区ごとに揃いのハッピを着ており、地区ごとに異なる様々なデザインのハッピを観賞するのも楽しい。
綱の中心部(ミト周辺)は危険ですのでミトから離れた位置で参加して下さい。
唐津市へのアクセス
[最寄り駅]
JR唐津・筑肥線唐津駅
会場
呼子大綱引通り
唐津市呼子町呼子
唐津駅からバスで30分
最寄りバス停
昭和バス路線 呼子バス発着所 バス停から徒歩5分