秋田竿燈まつりは、お盆を前に邪気を払い身を清めるねぶり流し(暑さによる睡魔を払う)行事として江戸時代に始まったと伝えられている。米俵型の提灯を下げ、稲穂に見立てた竿燈には、五穀豊穣の祈りが込められており、最も大きい「大若(おおわか)」は高さ12m、重さ50㎏にもなる。竹を組み、提灯を吊した「竿燈」を、大きくしならせ、手のひら、額、肩、腰へと絶妙なバランスで次々と移しかえる迫力ある演技は圧巻の一言。夜は竿燈大通りに約270本の竿燈が集まり、町を鮮やかに彩る。
昼の妙技会では、夜の華やかな雰囲気とはうって変わって、差し手と囃子方それぞれの技自慢たちが熱戦を繰り広げる。たわわに実った稲穂のように大きくしなった竿燈を、力四分、技六分と言われる、絶妙なバランスで操る力強い技の数々は、思わず手に汗を握ってしまうほどの迫力。
夜、会場の大通りは270本以上の竿燈で埋め尽くされ、提灯の灯りが揺らめく幻想的な光景が広がる。灯が灯った竿燈はまるで大きな光る稲穂のよう。夜の演技終了後の「ふれあいの時間」では、近くで撮影したり、竿燈の体験もできる。
祭りの一番の盛り上がりは、差し手(竿燈を上げる人)の高度な技が決まった瞬間だ。継竹(つぎたけ)と呼ばれる竹が何本も足され、今にも折れそうなほど大きくしなった竿燈を自在に操る。昼竿燈とも呼ばれる妙技会では、その演技とお囃子の技が競われる。夜の華やかな雰囲気とはうって変わって、技自慢たちが熱戦を繰り広げる。 また小さな子どもたちも大人顔負けの演技を披露する事も!沢山の拍手を送ろう。
祭りの公式グッズとしてオリジナルTシャツやうちわなどが用意されている。中でも竿燈の柄が入った「秋田竿燈てぬぐい」(1000円)がかわいくてお土産にぴったり。手ぬぐいの縦長な形と、高さのある竿燈の形がマッチしていて素敵。
会場近くで開催される「竿燈屋台村」には、秋田のご当地グルメが揃う。「横手やきそば」「ババヘラアイス」など人気の秋田グルメが盛り沢山だ。こちらで秋田お気に入りの味を見つけてみよう。
竿燈演技中は、演技エリア(車道)に入らないでください。
竿燈が観客へ倒れる可能性があります。
歩道混雑時は誘導するスタッフの指示に従ってください。
ドローンの使用は出来ません。
[最寄り駅]
JR秋田駅
最寄りバス停:二丁目橋 他
※まつり当日は18:15から会場周辺が交通規制になるため、迂回運行となります。
詳細は秋田中央交通の公式サイトでご確認ください。