【ユネスコ無形文化遺産】小江戸佐原の一大イベントである「佐原の大祭」は夏祭りと秋祭りの2つがある。夏祭りは「八坂神社祇園祭」、秋祭りは「諏訪神社秋祭り」という2つの祭りの総称だ。300年以上の歴史を有する、伝統の祭りとして親しまれている。夏と秋では、合わせて24台もの山車が曳き廻されることから、関東3大山車祭りと称されている。更には、日本3大囃子のひとつである「佐原囃子」が披露されることや、国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定され「小江戸」と呼ばれる佐原の町並みが楽しめる。
毎年7月に行なわれる「八坂神社祇園祭」では全10台の山車が曳き廻され、疫病退散のご利益があるとされている。江戸時代から、川沿いで水運の町として栄えた佐原。江戸の様々な文化を取り入れつつも独自の文化を育んだ地での集大成として完成したものが佐原の大祭だ。佐原の町並を堪能しながら、祭りを楽しもう!
「八坂神社祇園祭」では全10台の山車が曳き廻される。神話や歴史上の人物を模して作られた、身の丈4mもの大人形や、山車に施された精巧な彫刻はその迫力や精密さで観客を魅了する。鷹や鯉、獅子、龍などを模した物もあり、見ている人を飽きさせない。
夜になると各山車の提灯には明かりが灯る。夜の小野川に映る提灯が揺れる光景は、幻想的な雰囲気を醸し出す。
佐原の大祭で演奏されるお囃子は「佐原囃子」といい、日本3大囃子と称されている。約300年前から伝承される、長い歴史のあるお囃子だ。曲目はなんと40曲以上あり、山車の動きや雰囲気によって演奏され、祭りを盛り上げる。佐原囃子に併せて披露される手踊りも流麗で観客を惹き付ける。
山車に向かって左側の車輪を軸として平仮名の「の」の字を書く様に山車を回転させる「“の”の字廻し」。力の配分がずれると、山車は方向性を失ってしまう。この軸をずらさずに絶妙な加減で山車を回転させているのだ。勇壮豪華な曳き廻しの迫力は必見だ。
http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/matsuri/index.html
日本語
http://www.suigo-sawara.ne.jp/abroad.html
英、繁体、タイ、韓対応
山車の巡行を妨げる行為は禁止
佐原地区へのアクセス
[最寄り駅]
JR成田線佐原駅 JR鹿島線
会場
住所:千葉県香取市佐原イ
千葉県香取市佐原町内 本宿区
車については、交通規制がかかるため、山車巡行地域には進入禁止
駐車場は、利根川河川敷に臨時無料駐車場を設置し、お祭りエリアまで
シャトル舟を運行(有料)