前橋の新春の風物詩となっている「初市まつり」は、1600年代初めから続く伝統ある行事で、だるまや縁起物など600店あまりの露店が並び、例年夜遅くまで多くの人で賑わう祭りだ。
禅宗の開祖、達磨大師をモチーフとして生まれたとされているだるまは、手足のない張り子の置物で、倒しても何度でも起き上がることから、「七転び八起き」の意味で、無病息災・家内安全・その他を祈願する意味が込められ縁起物となった。
祭りは、市民から持ち込まれた古いだるまに感謝し、これまでの礼をつくし燃やすことにより火の神の力で天界へ還す「お焚き上げ」で始まる。その後、神の道案内役となる天狗、悪霊を追い払ってくれる大獅子、威勢のよい掛け声の木遣り歌とともに、神輿の行列が中心商店街を練り歩き、祭りの熱は最高潮に達する。
前橋中心商店街と隣接する幹線道路も500m近くを車両通行止めにして露店が並び、商店街と一体になり、初市の会場となる。だるまや、前あしで人を招く姿をした猫の飾り物で商売繁盛の縁起物、招き猫から植木まで、様々な露店600店あまりが出店。縁起物には値段がついていないものが多いので、露天商との価格交渉にチャレンジしてみてはいかが?
縁起物を購入して、家内安全、商売繁盛を祈願しよう!
1年間の役目を終えただるまは前橋八幡宮境内に集められ、午前10時~午前11時30分頃まで供養のためのお焚きあげが行われる。この火にあたると無病息災のご利益があると言われている。
これから始まる1年間、病気をせず、健康で過ごせるよう、祈念しつつお焚きあげの火にあたってみよう。
特に無し
前橋市へのアクセス
[最寄り駅]
JR両毛線 前橋駅
会場
国道50号 本町一・二丁目地内及び中心商店街
バス 富士見温泉 坂下停徒歩1分