神輿が、まるで走るかの様に進むことから「お走り祭り」という名前がついた祭り。「ハットウ、ヨゴザルカ」という独特な掛け声をあげて、養父神社から斎神社を目指す。
約1800年前から続くとされているこの祭りは、斎神社の彦狭知命が豊岡市の狭い海を切り開くことで大地を創造し、養父神社の神様が但馬の五社を代表して、彦狭知命にお礼をしたことが始まりで現在に至るとされている。また家内安全・厄払い・無病息災などのご利益がある。
養父市の無形民俗文化財にも指定されている伝統ある養父の奇祭を堪能しよう!
養父神社から斎神社まで、約20kmの道のりを150kg程もある神輿を担いで練り歩く。
土曜日の12時30分頃からは神輿を担ぎながら大屋川を渡る「川渡御」が行なわれる。大人が胸まで浸かる程の深さの川を、流れに揉まれながらも神輿を担いで渡りきる。渡りきった後には多くの観客から、男衆を讃える拍手がわき起こる、この祭りの見所だ。
祭りのクライマックスには「練り合わせ」が建屋地区で行なわれる。養父神社と斎神社の神輿が激しくぶつかり合った後にお互いの帰路につく。クライマックスにふさわしい盛り上がりを見せる「練り合わせ」を堪能しよう!
Picture provided by Yabu City Tourism Association
見物、写真撮影などは神輿の進路の妨げにならない様に注意する。
養父市へのアクセス
[最寄り駅]
JR山陰本線八鹿駅
会場
住所:兵庫県養父市養父市場840
JR八鹿駅より全但バス乗車 約15分
「養父明神」バス停 下車→徒歩すぐ