盛岡地域を中心に藩政時代から伝わる「さんさ踊り」を主行事にしたお祭り。
その昔、南部盛岡城下で悪さをする悪鬼の退治を三ツ石神社の神様に祈願したところ、神様は願いを聞き入れて見事悪鬼を退治した。
それを喜んだ里人たちが「さんささんさ」と喜び踊ったのが、さんさ踊りの起源とされている。盛岡さんさ踊りは、1978年から開催されている。4日間中央通りをメイン会場として「魅せる祭り」と「参加する祭り」のコラボレーションを展開し、お祭りを盛り上げている。
「ミスさんさ踊り」や「ちびっこさんさ」、和太鼓同時演奏で世界一を達成した「世界一の太鼓大パレード」や、誰でも自由に参加可能な「大輪踊(だいわおど)り」など見所はたくさん。短い東北の夏の夜を華やかに彩る、豪華な祭りを一緒に盛り上げよう。
趣向を凝らした花車や「ミスさんさ踊り・さんさ太鼓連」、「ちびっこさんさ」、「伝統さんさ」、一般参加団体など観客を魅せる演舞はみどころ。
そして、このさんさ踊りの先頭で華として祭りを盛り上げる「ミスさんさ踊り」は、二ヵ月間に渡る踊りなどの練習をこなした美しい女性たちが華麗に舞う。彼女たちの明るい笑顔が更に観客を魅了する。
掛け声である「サッコラチョイワヤッセ」という言葉は、みんなに幸せが訪れますように、という願いが込められている。一緒に声を上げて祭りを楽しもう。
盛岡さんさ踊りを締めくくる最終日には、2014年に世界一の記録を達成した和太鼓同時演奏記録を再現した「世界一の太鼓大パレード」が行われる。老若男女の敲(たた)き手による和太鼓だけの大パレードだ。たくさんの太鼓が織りなす音は踊る者はもちろん、観る者の身体の芯にまで響く。
最終日の夜、盛岡が誇る世界一を是非堪能しよう。
祭り最終日、世界一の太鼓大パレード終了後に行われる「大輪踊り」は誰でも参加可能だ。会場内各スポットで輪踊りを展開し、参加者と一般観光客が一緒になって楽しむ。黄色いタスキをかけた「さんさ・おへれんせ師匠」がレクチャーしてくれるので、初心者も安心。地元の人達と一緒にさんさ踊りを楽しもう。上手く踊るうえで一番大切なのは、笑顔で楽しく踊ること!
「祭り特製の手拭い」や、「さんさ太鼓の根付」、公式マスコットキャラクター「さっこちゃん」のオリジナルグッズなどお祭りのお土産がたくさん。
食事は盛岡三大麺の「冷麺」「じゃじゃ麺」「わんこそば」がオススメだ。
祭りと一緒に盛岡を満喫して、忘れられない夏の思い出にしよう。
Twitter:@sansaodori
ドローンの使用禁止
全面禁煙
沿道から観覧する(パレードの進行を妨げる行為は禁止)
現地スタッフの指示に従うこと
パレード会場へのアクセス
JR東北新幹線盛岡駅から徒歩15分
最寄りバス停…県庁・市役所前