川内大綱引は、400年以上前から始まったとされる祭りだ。
早朝から1500人以上で作った大綱を、上半身裸にサラシを巻いた約3,000人の男たちが、夜に行われる大綱引きで力の限り引き合う。綱の長さは約400m、重さは約7tもある。
元々は日本の戦国時代に、武士達が闘いの指揮を高めるために始めたのが祭りの起源とされ、その闘いには商売繫盛と五穀豊穣の願いも込められている。
相手陣営に攻め込んで行く際の、男たちが押し合う様は圧巻!!
祭りに使われる大綱は、当日の早朝から作られる。
地元の高校生と大人達1500人以上の力によって、数百もの細い縄から1本の太い綱へと練り上げられていく。その作業は、かけ声に合わせて半日以上続けられる。
作業には、一般客の参加も可能。夜の大綱引きと合わせて一日中祭りを体験できる。
川内大綱引きでは、約3000人が左右に分かれて引き合い、中央では男達が激しくぶつかり合その様子が最大の見どころだ。
また通常短時間で決着がつく綱引きだが、ここでは、「だん木」と呼ばれるストッパーに大綱の両端にある『わさ』と呼ばれる輪をかけ、戦略を変えながら長時間引き合うのが特徴的で、1時間半ほど引き合う。最後に勝利を決める審判により大綱が切られる瞬間は見逃せない。
3年周期で開催場所が変更される、場所の確認をしっかり!!
綱引きに参加したい人は20時15分までに会場に集合。上半身に巻くサラシ、作業ズボン、地下足袋は各自用意して着用すること。女性の参加も可能。
サンダル不可、運動靴で参加を。
慣れない参加者は、笛が鳴り水色のハチマキをつけた人が来たら脇によけよう。
川内市へのアクセス
[最寄り駅]
JR線川内駅
会場
川内駅から徒歩10分
薩摩川内都I.C.から約10分