真夏の太陽が照りつける海の日、美しい湘南の西浜海岸に数多くの神輿が集まり、壮大な夏の祭典「茅ヶ崎海岸浜降祭」が行われる。夜明けから始まるため「暁の祭典」とも称されるこの祭りは、神輿(御祭神)が海に入り「みそぎ」(洗い清める事)を行うことによって、水の力、水の霊力を呼び、その霊力によって神様たちを迎える行事だ。また祭り終了後には、地元に戻り、各家々の「家内安全」「無病息災」を練り歩きふりまくといった茅ヶ崎・寒川地域に深く根付いている土着の祭である。
神輿が海に入る「みそぎ」は、午前4時頃~7時の入場時と式典終了後の8時以降。まとまった神輿が海に入るのを見るには、式典後一斉に神輿が動き出す「お発(た)ち」の後の8時過ぎがお薦めだ(海の状況により入らない時もある)。海に入り激しく練り合う神輿に、巻き込まれないよう注意して。
「どっこい、どっこい」という掛け声は、この地方(相州(そうしゅう))の神輿独特なもの。
掛け声だけではなく、神輿を担ぐ時唄われる歌「茅ヶ崎甚句(じんく)」が聞けることもある。神社によって神輿の担ぎ方が違うので、それを見比べるのも面白い。
早朝は暗いので足元に注意。
神輿に近寄ると危険。
[最寄り駅]
JR茅ヶ崎駅
会場
茅ヶ崎西浜海岸
住所:茅ヶ崎市南湖
JR茅ヶ崎駅発南口から徒歩20分
臨時有料シャトルバス(4:15〜7:00) 茅ヶ崎駅南口発⇔サザン通り南