灯籠師(灯籠制作者)が制作した奉納灯籠を15日の昼から展示し、16日の夜に大宮神社へ奉納する。もう一つのイベント、山鹿灯籠踊りでは、頭上に金灯籠を載せた浴衣姿の女性たちが、ゆったりとした情緒漂う「よへほ節」の調べに乗せて優雅に舞い踊る。中でも、千人灯籠踊りは、その名の通り1000人にも及ぶ参加人数で伝統的な踊りを披露する。
祭りの由来は、その昔、菊池川一体に立ち込めた深い霧に進路を阻まれた景行天皇を、山鹿の里の人がタイマツを掲げて迎えた。そのとき以来、里人たちは行在所(あんざいしょ)(天皇の旅先に設けた仮宮)跡の大宮神社に天皇を祀って毎年たいまつを献上したのが祭りの由来と言われている。その後和紙で作られた灯籠を奉納するようになったと言われている。
頭上に紙で作られた金灯籠を載せた浴衣姿の女性たちが、ゆったりとした「よへほ」の調べにのせて美しく舞い踊る姿は必見。16日の千人灯籠踊りは祭りのハイライトの一つだ。18時45分から第1部、21時から第2部が始まる。早い時間の第1部も人気だが、より深い闇の中にほのかな灯りがゆらめく第2部がおすすめだ。
各町での展示を終えた奉納灯籠は、8月16日の午後10時、祭りのクライマックスとともに、各町から大宮神社まで「ハーイ、灯籠」のかけ声に乗せて運ばれ大宮神社に奉納される。この「上がり灯籠」によって祭りは終わりを迎える。
お土産もバラエティに富んでいる。灯籠の形をかたどった「山鹿灯籠もなか」はいろいろなお店で売られている。熊本の大人気キャラクター「くまモン」の灯籠グッズや「ハローキティー」の山鹿灯籠ストラップなど、ぜひこの機会に手に入れよう!
http://www.yamaga-kankoh.hinokuni-net.jp/specials/summer/
(英語、中国語(簡体字)、韓国語対応あり)
千人踊り会場、おまつり広場では、灯籠踊り等のカメラ等での撮影は三脚禁止。
山鹿市へのアクセス
[最寄り駅]
鹿児島本線玉名駅
会場
玉名駅にて山鹿バスセンター行きに乗車
山鹿バスセンターからおまつり広場まで徒歩10分
大宮神社
千人灯籠踊り会場(山鹿小学校グラウンド)