「日向ひょっとこ夏祭り」は、日本全国から約2,000人の踊り手と約70,000人の観客が「ひょっとこ踊り」を楽しむ夏の一大イベント。「ひょっとこ」とは、日本の伝統芸能や祭礼における踊りの中に登場する滑稽な道化役のことをいう。ひょっとこ踊りは古くから豊作や商売繁盛、子孫繁栄を祈願する踊りといわれている。
2日間にわたる祭りの初日(前夜祭)では「日向ひょっとこ踊り」の個人戦、2日目(本祭り)では踊りのパレードを開催する。特に本祭りのパレードでは、中心市街地が踊り手の赤い着物で真っ赤に染まる情景が圧巻だ。踊り手と観客の距離が近く、参加者全員が一体となる、ユニークな「ひょっとこ踊り」の祭典だ。日向市で受け継がれる「永田のひょっとこ踊り」は市の無形民俗文化財に指定されており、この祭りは1984年に初めて開催されて以来、伝統芸能の継承と観光発展を目的に開催されている。
祭りのハイライトは2日目(本祭り)のパレードだ。赤い着物に白い帯・ふんどしを付け、手ぬぐいをかぶりお面をつけた滑稽な出で立ちの約2000人もの踊り手が集結し、笛や太鼓の軽快なリズムにのって、手・足・首など身体全体を使ってコミカルに踊りを披露する。すこしエロチックでユーモアあふれる日本伝統の「ひょっとこ踊り」が壮大なスケールで繰り広げられ、街全体が熱狂する様は忘れられない光景になるだろう。
祭りでは、観客が「ひょっとこ踊り」を体験できる踊り講習の時間を設けているため、この日本伝統のユニークな踊りを体験したい方はぜひ参加してみてほしい。また、ひょっとこのお面をはじめ、様々なお土産も販売されているため、見るだけで元気になりそうなこれらのグッズもおすすめだ。
パレードの際には踊りゾーンには入らないこと。
佐久市へのアクセス
[最寄り駅]
JR日豊本線 日向市駅
会場(明確にあれば)
日向市駅前交流広場
住所:日向市上町1番19号
※日向市駅改札口を出てすぐ