穂高神社では、20年に一度本殿を建て替える大遷宮。その間の7年目と13年目に行なわれる小遷宮がある。2016年はその小遷宮にあたる年だ。そして、遷宮の奉祝として穂高人形飾り物が五場面行なわれる。記録が残っているなかでは、1483年には既に式年遷宮が行なわれており500年以上続く、長い歴史をもつ行事だ。
奉祝として行なわれる「穂高人形飾り物」の起源は古く、1713年に最古の記録が残っている。表情豊かな穂高人形は、地域に代々受け継がれる伝統の技法を駆使して、一体ずつ丁寧に作られている。北神苑を中心に100店近くの露店が軒を並べ、全国各地から観光客がやってくる。7年に1度訪れる珍しい祭りを堪能しよう!
式年遷宮の見どころは、江戸時代前半には記録の有る「穂高人形飾り物」だ。緑に囲まれた境内で飾られる今にも動き出しそうな人形たちは必見。日本の歴史や民話にまつわる、厳選された五場面が奉納され、きらびやかな人形絵巻が繰り広げられる。精巧に作られた人形と、日本の歴史を味わおう。
御遷宮の期間中、午後5時から午後8時までの間に舞楽演奏会・奉納ステージ芸能発表が行なわれる。巫女により奉納される、華やかであり厳かな「穂高の舞」を始め、地元有志の穂高太鼓、「YOSAKOI安曇野」の芸能が奉納される。1日と14日には、信濃雅楽会の奉納舞楽祭も行なわれ、祭りをよりいっそう盛り上げる。
人形に触れたり、舞台に登らないこと
安曇野市へのアクセス
[最寄り駅]
JR大糸線穂高駅
会場(明確にあれば)
住所:長野県安曇野市穂高6079(穂高神社)
JR穂高駅から徒歩3分