柏崎市高柳町栃ヶ原に伝わる「藤五郎きつね」という民話をモチーフに、1989年から始まった祭り。
栃ヶ原神社前で畳一畳(約182cm×91cm)の大きさの大油揚げ(薄切りにした豆腐を油で揚げたもの)を揚げ、提灯をかざして約2.7kmの山道を麓の漆島まで、ろうそくの明かりで“狐の提灯行列” を行う。
栃ケ原会場にて、地元よさこい(鳴子踊り:高知発祥の、鳴子を振り鳴らしながら趣向を凝らした振り付けや衣装で踊る、日本で有名な踊り)グループの演舞などを楽しんだ後、あたりが薄暗くなってきた頃、大油揚げを担いだ約80匹の狐の衣装を着た人々の“狐の提灯行列”が出発。漆島会場に到着すると、大油揚げが、参加者に振る舞われる。
クライマックスは漆島の広場で炎を囲み、この地域に伝わる盆踊りをベースに新しい音楽に乗せてつくられた“狐の踊り”が披露される。炎に照らされて舞う狐のさまにあたりは、幻想的な雰囲気に包まれる。
山里の狐が好物の油揚げ、しかもなんと畳一畳の大きさの「大油揚げ」を作る。
出来あがった「大油揚げ」を神社に奉納し、祭りの安全を祈る。
そして狐に扮した参加者たちが「大油揚げ」を担ぎ、ゆっくりと山道を行列する。
漆島に到着すると、「大油揚げ」は参加者に振る舞われるので、ぜひ、頂いてみよう!
狐の提灯行列では、栃ヶ原から、狐の衣装に身を包み、提灯をかざして約2.7kmの山道を麓の漆島まで歩く。
この祭りのキャッチフレーズである“歩いた人から狐の気分”のとおり、夕闇の中浮かび上がる提灯はさながら伝説の狐火のよう。
提灯行列の参加費
○衣装を着ての提灯行列の参加費:1,000円(要申し込み・先着20名)
○一般の提灯行列の参加費:100円(申し込み不要)
※提灯行列は山道を歩くので、サンダル履きなどはNG!
昔、栃ヶ原の柿の木坂に棲んでいた1匹の古狐が時々人を化かすので、村人は大変迷惑していたが、藤五郎という若者が機転を利かせて退治した。それを恨みに思った古狐が、藤五郎の家に呪いをかけ、豊かだった藤五郎の家は没落してしまったという「藤五郎きつね」の民話がモチーフになっているこの「狐の夜祭り」。
クライマックスは、漆島の広場で炎を囲み、 “狐の踊り”が披露され、幻想的な雰囲気に包まれる。
山道でのストロボ(フラッシュ・照明等)撮影は禁止。
提灯行列に参加する場合は、山道を歩くのでサンダル履きなどはNG!
柏崎市へのアクセス
[最寄り駅]
ほくほく線 まつだい駅
会場
住所:柏崎市高柳町栃ケ原1763付近 及び 柏崎市高柳町漆島343-6付近
まつだい駅から高柳町「じょんのび村」までタクシーで約20分。
じょんのび村から会場までシャトルバスを利用。
公共交通の便が悪いので、最寄りの駅からはタクシーかレンタカーで「じょんのび村」駐車場へ。
両会場とも駐車場がないので、「じょんのび村」駐車場からシャトルバスを利用。