江戸時代から続く、約300年の歴史を持つお祭り。越後平野を流れる大河・信濃川の支流である中ノ口川の両岸から、24畳(縦7m、横5m)もの大凧を揚げる。空中で凧を絡ませた後に相手の凧綱が切れるまで引き合う勇壮な戦いが見られる。
江戸時代の中頃、中ノ口川の堤防改修工事の完成祝いに、白根側の人が凧を揚げたところ、対岸の西白根側に凧が落ち、田畑を荒らしたことに腹を立てた西白根側の人が、対抗して凧を白根側にたたきつけたことが、大凧合戦の起源とされている。凧が相手側に向かって揚がる様に工夫してあり、先人の伝統や技術に更に改良を加え現在に至っている。凧綱の引き合いは観客の参加も可能。大空へ立ち揚がる大凧の迫力を味わおう!
縦7m、横5mもある大凧が、大空に浮かぶ景色は壮観だ。各組の大勢の揚げ手が大凧を引っぱり、勇ましく堤防上を走り抜ける様子は大凧にかける気迫が伝わってくる。相手の凧と綱が絡まり、引き合いが始まるかどうかは風向きなどにも左右される。また、美しくも力強い大凧の絵柄にも注目だ。
大凧の凧綱が絡まり、川に落ちたらいよいよ引き合いのはじまりだ。川の流れを利用して、綱がほどけない様に更に絡ませながら引き合い場まで移動する。町中まで伸ばした綱を一斉に引き合い、相手の綱が切れるまで引き合う。勝ち負け以上に、みんなで力を合わせたという達成感がこのお祭りの醍醐味だ。一緒に引き合いに参加してお祭りを楽しもう!
お祭り広場では、伝統ある白根大凧合戦を盛り上げるためのお祭りが開催されている。
御神輿やステージイベント、飲食コーナー、ダンスなどの楽しいイベントが盛りだくさんだ。
©Shirone Ootako Gassen
凧が落下したり、揚げ手が駆け抜けるので立入・観戦禁止区域には入らない。
とくに堤防上は、通路が狭いので立ち止まっての観戦は禁止。
[最寄り駅]
JR上越新幹線、JR信越本線ほか 新潟駅
[最寄りバス停]
路線名:大野・白根線
白根小学校前(期間中臨時バス停)
会場(明確にあれば)
住所:新潟市南区白根・西白根
新潟駅から路線バス(所要時間:1時間40分程度)
①萬代橋ライン(路線番号:B1)「新潟駅前」乗車~「青山」下車乗換
②大野・白根線(路線番号:W7)「青山」乗車~「白根小学校前※」下車
③会場まで徒歩5分 ※凧合戦期間中の臨時バス停