那覇大綱挽まつりは、1450年に始まったと言われ、伝統と誇りある沖縄で最大規模の行事だ。この祭りが最も盛り上がるのは、ギネスブックに認定された大綱の挽き合いだ。この祭りに使用される綱は西方の女綱(みーんな)と東方の男綱(をーぅんな)の2本に分かれている。2本を組み合わせ、長さ200m、総重量43tにも達した綱を、約15000人が挽きあう姿には心が高鳴る。綱は誰でも挽くことができ、様々な国からの参加者たちには笑顔があふれている。祭りの期間中には、綱挽きの他にも、伝統芸能のパレードや地域の青年達が「旗頭」を舞わせ練り歩く「旗頭行列」などがあり見所は満載だ。
1日目の14時頃から、国際通りでは市民によるパレードが行われる。その中でも、キレのある振り付けで太鼓を叩きながら踊る「エイサー」と呼ばれる沖縄の伝統芸能は必見。華やかな衣装と技に心も踊る。
2日目の11時30分 〜14時頃、国際通りでは巨大な旗が立ち並ぶ「旗頭行列」が行われる。旗頭は、各々の村のシンボルや守り神として繁栄を祈願し作られ、14の地域がそれぞれの装飾を施す。この旗は限られた男のみが持つことを許され、その役目に選ばれることは一生の名誉である。高さ10m、重さ50kgもある旗を一人で持ち上げ、操る姿はとても勇ましい。
この祭りに使用される綱は西方の女綱(みーんな)と東方の男綱(をーぅんな)に分かれており、それは男と女、東と西、それぞれ異なる性質のものが、お互いに補い合って成り立ち、新しいものを生み出す力を表している。それを組み合わせるのが「かぬちぼう」と呼ばれる365kgの巨大な木の棒だ。1年の日数に基づいて作られているこの棒をかませ、綱がひとつになると、いよいよ綱挽きが始まる!
琉球の歴史上の人物に扮した人が場の士気を高める「支度」の後、鐘の音とともに綱挽きが始まる。この綱には計280本の細い綱が結んであり、総勢15000人での綱挽きが可能となっている。いっせいに綱を挽き合うと、綱はミシミシと音を立て、人々の歓声も合わさり迫力満点だ。誰でも参加することができ、国際色豊かな参加者たちは、みな笑顔で綱を挽く。手綱を挽くと、幸せも挽き寄せられると言われている。
会場周辺での無人飛行機(ドローン)使用は控える
祭り会場は非常に混雑するので、子供から目を離さない
会場内での刃物使用は禁止
那覇市久茂地交差点までのアクセス
最寄り駅 県庁前(まえ)駅
路線名: ゆいレール
最寄り駅から久茂地交差点まで徒歩5分
沖縄県那覇市内(国際通り、久茂地交差点、奥武山総合運動公園)