100年以上続くお祭り
怪我をしないように！
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九州
伊万里トンテントン祭りは、佐賀県伊万里市の伊万里川河畔にある伊萬里神社の御神幸祭で、伊万里供日とも呼ばれ、約200年以上続いている。
祭り期間中は町内の各所で合戦が行われる。「トン・テン・トン」と打ち鳴らされる太鼓を合図に、荒神輿と団車がぶつかりあって激しい合戦を繰り返しながら、最後は伊万里川に双方組み合ったまま落ちて上陸を競うというもの。「けんか祭り」の名が示すとおり激しい祭りで、例年多数のケガ人が出ることも。
また、市街地ではこの祭りに合わせ、市民による「伊万里秋祭り」も開催される。子供による「わっしょいパレード」、「いまり総踊り」、伊万里太鼓や郷土芸能なども披露され、出店とともに、伊万里の中心部はこの3日間祭り一色となる。
一番の見所は、最終日の川落し合戦。担ぎ手たちが、神輿と団車を組ませたまま川に落し、陸へ引き上げる。先に陸に引き上げた方が勝ちなので、最後まで勝敗はわからない！香橘神社が豊穣、戸渡嶋神社が海運の神であることから、荒神輿が先に上がると豊作、団車だと豊漁というように、その年の吉凶が占われる。
伊萬里神社は中嶋神社、戸渡嶋神社、香橘神社、岩栗神社からなっており、中でも中嶋神社には、珍しいお菓子の神さまが祀られている。伊万里はお菓子発祥の地と言われており、有名なお菓子会社森永の創設者森永太一郎氏は伊万里出身の製菓王だ。祭りの際にはぜひ参拝してみよう。
伊萬里神社御神幸祭の法被で作ったグッズ、前年度の祭りで使った担い棒と御柱で作った、御柱プレートなどがおすすめ。伊万里観光協会内と伊万里まちなか壱番館で販売されている。
また伊万里焼の窯元が集まる大川内鍋島焼集落で買い物もできる。（巡幸バスは伊万里駅より随時運行）
祭り期間中に御神輿・団車・白・赤神輿の下（担い棒の下など）をくぐると厄除けの祈願があると言われている。ただし女性は伝統により神輿・団車、白・赤神輿には絶対に触れられないということなので注意してほしい。
祭り自体には原則飛び入りは禁止だが、神輿の前で写真を撮りたい！などの希望があれば観光客でも、担ぎ手たちが脇により撮影させてもらえることも。くれぐれも安全に気をつけながら、神輿に近づいてみよう。
祭り期間中、神事以外で動いていない神輿団車には触れられるが、白・赤神輿には触れられない。また伝統により女性は神輿・団車及び白・赤神輿には絶対に触れられないので注意すること。
合戦の際、臨時で境界線が張られるので、その中に絶対に入らないようにする。
川落し会場やその他の会場で、地元の伝統やルールを順守できない人は退場させられることもあるので気をつけよう。
伊万里市へのアクセス
[最寄り駅]
JR伊万里・松浦鉄道伊万里駅
会場
神事
伊萬里神社 伊万里市立花町83
合戦場所
伊万里中学校 立花町4063-1
秋祭会場 伊万里町浜町交差点
東八谷お祭り広場 二里町東八谷
伊万里市民ｾﾝﾀｰ 松島町391-1
川落し会場 伊万里町640河川敷
伊万里駅北口より駅前商店街を通って秋祭り会場へ。
その会場を起点に浜町交差点前、川落し会場、市民センター、伊萬里神社へと徒歩10分以内で移動が可能。
