一年間おまもりいただいたお札やダルマなどを御神火で焼き、その火に当たることで無益息災のご利益得を祈る行事。お焚き上げは、お札やお守りを燃やして火の神様の力で天に還してもらう神事である。更に早乙女(田植えに従事する女性)が摘んだ春の七草を、唱え歌とともに炊き込める神事はみどころのひとつだ。参列者には七草粥のお振る舞いもある。社のある愛宕山は、天然の山としては23区内で一番高い山とされており、境内は外のオフィス街とは少し違う雰囲気が漂っている。愛宕神社には防火・防災や商売繁盛、恋愛、縁結びなどのご利益がある。
一月七日、まだ寒い中行われるこのお焚き上げは、お札やダルマ、破魔矢を燃やして魂を天に送り出す神事。御神火にあてたご宝剣で、参列者の厄を祓う瞬間に一番の盛り上がりを見せる。この火にあたることで無病息災を願う。是非一年のはじまりに、その年の健康を願いに行こう。
このお祭りでは、参列者に七草粥が振る舞われる。七草粥とは、春の七草と言われる七種の草(セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの七つ)を入れて作るお粥で、一般に一月七日に食べられる。愛宕神社では早乙女が摘んだ七草を唱え歌とともに粥に炊き入れる神事が行われる。寒空の下、参列した方はこの七草粥を食べて暖まろう。
お焚き上げは、ゴミを捨てる場所では無い。
神社から受けたもの以外は燃やせないので注意。
愛宕神社
住所:東京都港区愛宕1丁目5番地3
電車:東京メトロ日比谷線 「神谷町駅」出口3(徒歩5分)
東京メトロ銀座線 「虎ノ門駅」(徒歩8分)
都営三田線 「御成門駅」(徒歩8分)
JR 「新橋駅」(徒歩20分)
バス:都営バス 東98(東京駅南口~等々力)「愛宕山下」下車
都営バス 渋88(東京駅八重洲口~渋谷駅)「虎ノ門三丁目」下車