現在では、日本各所で行われるようになった「ほおづき市」の発祥となった縁日。江戸時代、境内で自生している「ほおづき」を煎じて飲むと、子どものひきつけや婦人病に効くと言われていたことに由来し、縁日が執り行われるようになった。この日に社殿の前にしつらえた「茅の輪(ちのわ)」をくぐってお参りすると、千日分のご利益がいただけると信仰されている。江戸時代の歳時記と言われる、俳句の季語等をまとめた書物「東都歳時記」にも記載されている古いお祭り。社のある愛宕山は、天然の山としては23区内で一番高い山とされており、境内は外のオフィス街とは少し違う雰囲気が漂っている。愛宕神社には防火・防災や商売繁盛、恋愛、縁結びなどのご利益がある。
愛宕神社の茅の輪は瑞々しい刈りたての茅の葉を使って作られた大きな輪。この輪をくぐることで、罪や穢れを取り除き、心身が清らかになるようにお祈りするという神事である。愛宕神社では、この茅の輪をくぐってお祈りをすると、なんと千日分のご利益がいただけると信じられている。罪や穢れを取り除くと幸福を招くとも言われているので、是非茅の輪をくぐってみよう。
このほおづきを煎じて飲むと子どものひきつけや婦人病に効くと言われ、「霊験あらたかな愛宕のほおづき」として市がたつようになったという。現在では、観賞用の種に改良されたため飲むことは出来ないが、お祓い済みのほおづきを受けると特別に本人もお祓いしてもらえる。
(植物の海外持ち出し・持ち込みには検査が必要な場合がある)
ほおづきは有料。数に限りあり。
植物の海外への持ち出し・持ち込みには検査が必要な場合あり。
愛宕神社へのアクセス
住所:東京都港区愛宕1丁目5番地3
電車:東京メトロ日比谷線 「神谷町駅」出口3(徒歩5分)
東京メトロ銀座線 「虎ノ門駅」(徒歩8分)
都営三田線 「御成門駅」(徒歩8分)
JR 「新橋駅」(徒歩20分)
バス:都営バス 東98(東京駅南口~等々力)「愛宕山下」下車
都営バス 渋88(東京駅八重洲口~渋谷駅)「虎ノ門三丁目」下車