山形花笠まつりは東北を代表する夏祭りのひとつで、毎年8月5日~7日の3日間にわたって開催され、3日間で100万人を超える人出の大きな祭りだ。初日、山形市役所前において祭神「蔵王大権現(ざおうだいごんげん)」(山形県の「蔵王」の地名の由来でもある)への祈りと、「花笠太鼓保存会」による祈願太鼓でパレードが始まる。豪華に装飾された蔵王大権現の山車(だし)を先頭に、およそ1万人の踊り手が、艶やかな衣装と、威勢の良い「ヤッショ、マカショ」のかけ声とともに山形市内のメインストリートで華麗に舞い踊る。
踊りにもいろいろな種類があり、第1回目から踊られている華麗な「正調(せいちょう)女踊り~薫風最上川(くんぷうもがみがわ)~」や、男性的な踊りの「正調男踊り〜蔵王暁光(ぎょうこう)」、ダイナミックな「笠回し」や趣向を凝らした「創作踊り」など多彩な踊りを楽しむことができる。飛び入りの参加のチャンスもあるので、体験してみよう。
多彩な踊りや衣装が観られる花笠まつり。特に、先頭集団の蔵王大権現山車と花笠舞踊団(日本舞踊の先生とその弟子で構成されている)の一糸乱れぬ正調踊りに魅了されるだろう。
ゴール地点(文翔館(ぶんしょうかん)前)に設置しているイルミネーションアーチと提灯による夜の祭りの風景で山形の真夏の夜に酔いしれよう。
開始直前のゴール付近の山形市役所前での「輪踊り」と、パレード最後尾の「飛び入りコーナー」への参加が可能だ。日中「まなび館」で実施している踊り方教室で練習をして、夕方飛び入りコーナーへ参加するのもよいのでは。(時間は花笠HP参照) 特に最終団体がゴールする時間帯の盛り上がりは最高潮に達する。
山形駅から中心街100円循環バスが運行しており、運行ルート沿いには観光施設や歴史的建造物があるので、日中は山形の街を観光し、夜に花笠まつりを楽しもう。
花笠まつりにすっかり魅了されてしまった人は、花笠や花笠音頭のCDをお土産にしよう。小さな簡易版の花笠型になる紙製の「花笠ファン」や、「花笠うちわ」も手軽に買えておすすめだ。
Picture provided by Yamagata Pref. Hanagasa Committee
http://www.hanagasa.jp
(英語、簡体字、繁体字、韓国語)
パレードの最中には絶対に車道に出ないでください。
また、「飛び入りコーナー」「輪踊り」以外は参加禁止です。
・場所取りの場合は、歩行者がすれ違いできるように、1.2メートルの歩道幅を確保し、必ず人がいるようにしてください。
・縁石に腰掛けて車道に足を出さないこと、また、車道には絶対に出ないでください。(踊り手に危険が及ぶことのないようお願いいたします。)
・パレード会場及び交通規制区間において、ドローンは禁止しております。
・台風や暴風雨、雷などの天候悪化時は、中止する場合があります。
山形市へのアクセス
[最寄り駅]
JR山形新幹線 山形駅
会場
ゴール地点 文翔館(〒990-0047 山形市旅篭町3-4-51)
交通規制前(交通規制時間17:50~22:00)
中心街100円循環バスの場合
十日町紅の蔵前・中央郵便局・本町・七日町(期間中は山形駅17:30発が最終)
山交バスの場合
十日町紅の蔵前・中央郵便局・本町・七日町・山形市役所前
交通規制後
山交バスの場合(栄町通り) 七日町・保健所前