室町時代から約600年続く山口の代表的な祭り。夏の疫病退散を祈願する祭りだ。
当時、この地方を納めていた大内弘世(おおうちひろよ)が京都を模した町づくりを行っており、京都から八坂神社を勧請(かんじょう)(神様の分霊(ぶんれい)を迎えること)したことが、山口八坂神社のはじまりだとされている。元々、京都には有名な祇園祭があり、勧請に併せて山口祇園祭が始まった。
20日には、神事に先立って雌雄の鷺(さぎ)に扮した男性が舞う「鷺の舞」が行われ、夕方には三基の神輿と二基の山車が巡行される。現在の京都祇園祭では見られないので、是非見てみよう。24日には市民総踊り、27日には男神輿と女神輿が見られる。
初日に行われる「鷺の舞」は、元となった京都の祇園祭では今は行われていない祭事。雄と雌の鷺に扮した成人男性の舞い手によって舞われる。約3分間の短い舞だが、県の指定民俗文化財にもなる長い歴史のある祭事だ。祭りのはじまりを告げる鷺の舞を見に行こう!
24日には毎年1000人以上の参加者で盛り上がる市民総踊りが行われる。音楽にあわせて山口の町を練り歩く盛大な行事。「大内の殿様」という曲を市内各地から参加する団体が、個性的に披露する。
祭りの期間中に巡行する神輿もみどころのひとつ。初日には三基の神輿と二基の山車が巡行。最終日には男神輿が二基と、女性が担ぐ女神輿が一基の計三基が巡行する。山車の上で奏でられる祇園囃子や勇壮な神輿をみて盛り上がろう!最終日の神輿担ぎは、事前に申し込みをすれば参加も可能。神輿を担いで、山口の商店街を練り歩こう!
神輿担ぎには事前申し込みが必要
神輿を担ぐ場合、男性は上半身裸にさらし、ズボンと靴は白色指定。女性は半纏の貸出がある。
山口市へのアクセス
[最寄り駅]
JR山口線山口駅
[最寄りバス停]
中国JRバス・防長(ぼうちょう)バス JR山口駅停留所
会場
住所:山口市上竪小路100 八坂神社
山口駅から徒歩で20分
お旅所・中心商店街
山口駅下車すぐ
山口駅停留所から300m