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000 Tu Sanpai3Top (補正済み)

参拝の作法3 〜拝礼編〜

参拝は、形だけではなく心から。
参拝の作法1、2の次はいよいよ神様へのご挨拶。神前に立ってからの拝礼の作法だ。

000 Tu Sanpai3 1 4 (補正済み)

<お賽銭(さいせん)>

① まず、拝殿の前に立ったら軽く礼をして、賽銭箱にお賽銭を入れる
※お賽銭は本来、神様へのお供え物の意味があり、喜んでもらうためのプレゼントだ。古くはお米や酒、塩などだったが、現在はその代用としてお金になっている。金額に決まりはなく、自分が満足する金額を入れよう。投げ入れず、静かに入れること。
※鈴がある場合は、お賽銭の後に鳴らす。神様へご挨拶に来たことを伝えるためだ。

<拝礼>
しっかり神様と向き合い、心を落ち着けてから拝礼を行う。
② 二拝(腰を90度程度下げる深いおじぎを二回行う)
③ 二拍手(胸の前で手を合わせ、手を二回打ち鳴らす。)
④ 一拝(再度、深いおじぎを一回行う)


【記事制作にあたってお話を伺った方】

000 Tu Wiltschiko Florian (補正済み)

ウィルチコ・フローリアンさん(Wiltschko Florian)

1987年、オーストリア・リンツ生まれ。幼い頃から日本に興味を持ち、書物等で知識を深める。14歳の時に家族とともに観光で初来日した際に神社仏閣も訪れ、ますます関心を高めていく。2007年、名古屋市の上野天満宮に入り、住み込みで神職の道を学ぶ。その後母国に戻りウィーン大学日本学研究所を卒業後、再び来日し、國學院大學神道学専攻科に入学。専門課程を経て、2012年に渋谷区の金王八幡宮の神主(権禰宜)に任命され、4年にわたり務める。2016年5月からは三重県津市の野辺野神社にて神職に従事する。